免疫を調整する生薬のいろいろ|漢方のはなし

3.免疫が身体を壊す!?

「異物」だけを排除する生体の防衛反応

本来ならば病気から身体を守ってくれるはずの免疫反応が、反対に身体を壊してしまうことがあります。これがアレルギー反応と拒絶反応です。

アレルギーは免疫機能が失調して、病気だけでなく自分の身体まで攻撃することによって引き起こされた反応で、タイプにより?から?型まで分類され ています。

また、臓器移植などを行った場合、当然自分以外の物質=異物が身体の中に入ってくるわけですから、免疫システムはこれらを排除しようとします。これが拒絶反応と呼ばれるものです。

免疫は強ければ強いほど良いというのではありません。激しい免疫反応は場合によっては反対に身体を壊してしまうこともあり、バランスが取れていることが何よりも重要です。これを中医学では陰陽(いんよう)のバランスといい、現代医学でも注目されている考えです。

アレルギーの?~?型分類と関係の深い疾患一覧

Ⅰ型
じんましん・気管支喘息・アレルギー性鼻炎・食物アレルギー・ぺニシリアンアレルギーなど
IgE抗体による傷害

Ⅱ型
溶血性貧血・顆粒球減少症・血小板減少性紫斑病・輸血反応・新生児溶血症など
IgM抗体、IgG抗体による障害

Ⅲ型
糸球体腎炎・慢性関節リウマチ・アレルギー性血管炎・全身性エリテマトーデス・強皮症・動脈アテローム硬化症など
Ⅱと同じだが、免疫複合体による

Ⅳ型
接触皮膚炎・伝染性アレルギー反応・アレルギー性脳炎・潰瘍性大腸炎・重症筋無力症・B型肝炎・腫瘍免疫・移植
Tリンパ球による傷害

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