冬至

2017年12月22日

中国の思想に、あらゆるものは陰と陽に分類できるという考えがあります。

 

季節は夏が陽で冬が陰です。

冬至は陰の頂点というわけです。

 

陰(マイナス)なっていくが極まると、だんだん陽(プラス)になっていく転換の日と考えられ、縁起のよい日と考えられています。

 

冬至は寒い日です。寒い時はもの「火」がほしいですね。「火」を奪うものは「水」です。

ここまで大丈夫ですか?

 

「水」をおさえると「火」が与えられる。

この「水」をおさえるものが「土」なのです。

 

こんがらがりそうですが、「土」は色が「黄」なので黄色いものがよいとされました。

柚子の黄色はそこからきています。

 

かぼちゃは南瓜(なんきん)とも呼ばれます。

江戸時代に冬至には「ん」のつくものがよいとされました。

夏の土用に「う」がつくのがよいとされるのと同じです。

 

「ん」がつく南瓜は、野菜の少ない時期に栄養を与えてくれるよい保存食でした。

風邪のはやる冬に、南瓜がビタミンが多いということは知らなくても、よい予防の食材だと経験的に知っていたと思います。

 

ですから、冬至に病気にならないように、柚子湯に入り、南瓜を食べたのでしょうね。

 

現在の予防は、十分な栄養と休養。

口にするマスクと、飲むマスク「板藍茶」ですね!!