浮腫み

2017年10月27日

今日は、花の金曜日ですね。

今日を頑張れば2日間のお休みという方もいると思います。頑張りすぎて、夕方になると足が浮腫む方はいませんか。

また、舌をベーと出すとボッテとしている方、大きくなり過ぎて舌の縁に歯形ができている方もいます。

このような症状は、身体の中の余分な水分があるために起きます。

余分な水分は、はじめは未病といわれる何となく調子が悪い状態ですが、長い間とらないと「水毒」となり病気になります。

 

漢方薬では身体の余分な水分をとるため「利水剤」というものを使います。代表的なものに、五苓散、猪苓湯、苓桂求甘湯などがあります。西洋薬の「利尿剤」に似ていますね。

 

西洋薬の「利尿剤」は、腎臓に働きかけ再吸収の水分を減らして尿量を増やし身体の水分をとるというものです。

漢方でいう「利水剤」は、細胞表面に働きかけて水分量を調節します。身体の水分をとるだけでなく、身体の水分が不必要な所にいくのを防いだりもします。

そのため西洋薬の「利尿剤」では効果がなかった、腹水や手足の浮腫み、胃腸の余分な水分によって起こる病気、鼻水、脳浮腫、めまいなどいろいろな病気に漢方の「利水剤」は効果があります。

 

今日は、少し難しかったかもしれません。

でも、漢方薬の素晴らしさを、また西洋薬とは違う効果があることを知って欲しかったのです。

漢方薬は、必要があるときは働くが、必要がないときは働かない不思議な薬なのです。