更年期のおはなし|漢方のはなし

1.更年期のしたく

漢方の古典に女性は35歳になると次第に肌の艶や、髪が衰え初め、42歳で白髪が目立ち初める。そして49歳で閉経するという記載がある。即ち、女性の体は7年周期で変化し、その変化は『腎精』 と呼ぶものによってコントロールされる。腎精が不足すると体の衰えは始まる。

女性の場合は35歳、特に40代半ばから閉経に至るまで月経量が減ってきて、月経周期が短くなり月経の出血が薄く、月経期間が少なくなる。 さらに閉経に近づくと月経周期が不規則になったり、なかなか来なかったりすることもしばしばある。時には不正出血もある。 (ただし無排卵によるもの以外に子宮筋腫や子宮内膜症などは別である。)

何も気づかずいきなり閉経してしまったという方がいるが、何の前兆もないのではなく、見過ごしただけ。月経の変調以外に肌や体や心の変調が感じられるはず。このような変調に気づくかどうかは別として、 35歳過ぎたら、特に40代半ばから体の衰えの波を緩やかにして更年期に入っても更年期障害の自覚症状を少なく過ごせるように、閉経が早まらないようにするためには、体の衰えのカギを握る腎精の前衛部隊とも 言える[血を補う]婦宝当帰膠をサプリメント感覚で気軽に取り入れると良い。 他の精のつくものとして海の貝類・えび類・黒色食品・ネバネバした食べ物を意識して摂るようにしたい。

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