メニエール病 | お身体の悩み

漢方医学

漢方ではメニエール病は気・血・水の異常によって起きると考えています。
とりわけメニエール病は、主に「水毒」といって、身体の余分な水分によってめまいなどの症状が起きると考えています。
「水毒」が原因となっているメニエール病には、余分な水分を身体の外にだすために利水作用のある茯苓(ブクリョウ)、白朮(ビャクジュツ)、半夏(ハンゲ)などが成分として含まれている漢方薬が用いられます。
また、「お皿」(血がよどんで血流が悪くなっている状態)が原因となるケースもあります。この場合は、血をきれいにして血流をよくする漢方を用います。
気の異常からくるメニエール病は、めまいと共にのぼせ、イライラ、不眠などの症状をともないます。このような場合、精神を整える漢方薬が用いられます。
メニエール病は主に「水毒」が原因となっています。メニエール病を経験している方は「水毒」体質にならないように、日頃から過剰な水分を取らないように心がける必要があります。
いずれの場合も、漢方薬を服用する場合は自己判断をせずに、漢方知識のある医師や薬剤師に相談することをおすすめします。

※漢方を服用する場合は、自己判断せずに、漢方の専門知識のある医師、薬剤師に相談しましょう。

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漢方医学

西洋医学

メニエール病は、耳鳴りや難聴と共にめまいが突然起こる病気です。多くの場合が回転性のはげしいめまいで、歩くことも立っていることも困難な状態になります。
メニエール病の原因としては、聴覚や平衡感覚をつかさどっている内耳に異常が出るからとされています。
発作は短いと5~10分程度ですが、長いと数時間続くこともありえます。めまいの発作は再発を繰り返すケースが多く、その期間は人によって大きく違います。
週単位の場合もあれば、年単位で発症を繰り返す場合もあります。
メニエールというのは聞きなれない言葉ですが、19世紀にこの症状を発見したフランス人の医師の名前が、そのまま病名として用いられています。
メニエール病の治療はめまいや吐き気が一番つらい症状になるので、発作のおきているときは吐き気止めや精神安定剤、抗ヒスタミン薬、利尿剤など用いられます。
症状が安定しているときは、脱水素酵素薬、血流改善薬、自律神経調整薬などが用いられています。

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西洋医学

日常生活

ジュースやビール、刺身、生野菜、果物など生冷食品などは、胃腸が冷えることによって 余分な水分を発生させます。
これらの食品は控えるようにして、火を通した温かい食べ物を取るように心がけましょう。また水分のとり過ぎには注意しましょう。

※医師・薬剤師に、ご相談の上服用してください。

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日常生活

メニエール病の漢方の実例

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